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鉄道模型(Nゲージ)を主とした、趣味のブログ。 ※PCでの閲覧を推奨します。
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今回は、KATOの初期形「白山・あさま」5両基本セットの模型です。
489系は信越本線の碓氷峠(横川ー軽井沢間)に存在した66.7‰の急勾配を通過可能なように、485系をベースにEF63との横軽協調運転機構を付加して1971年に誕生した形式です。
モデルとなっているのは、485系0番台に準じた車体の初期形で、ボンネット形の先頭形状かつキノコ形クーラー (AU12形)搭載の初期車で構成された編成がプロトタイプとしてあり、EF63と連結するクハ489-505は、自動連結器、開放テコやジャンパ栓が的確に表現されてます。
セットは、5両で
クハ489-505
サロ489-7
モハ488-13
モハ489-13
クハ489-5
となってます。
▲クハ489-505 正面 |
▲クハ489-5 正面 |
ヘッドマークは、はめ替え式トレインマーク。
▲後位パンタグラフ側 |
▲前位パンタグラフ側 |
発売当時、KATOの交直流形特急電車で初のボンネット形車両だった事と、TOMIXの489系を入手出来ていなかった事もあり、購入した記憶があります。製品は、号車札・特急札共にサボを印刷済みで表現してあり、当時精巧だなと思いました。
本当は、白山色のモデルが希望でしたがTOMIXの製品は当時在庫を見掛ける事も無く、当時のKATOは485系のモデルにてTOMIXの様なカラーバリエーション展開を行わなかったので、489系も白山色の販売は行わないだろうと思い購入しましたが、後に販売したのを知って驚いております。残念なことに、仕事に追われていた時期なので販売された事を知らずに購入しそびれてしまいましたが。
最後に大宮駅で撮影した489系急行「能登」の写真。今回は、マイクロエースの183系0番台/1500番台 あずさ新塗装 特急「かいじ」9両セットの模型です。
183系は、’72年に外房・内房線の電化、総武本線東京地下乗り入れ開始用に製造された直流形特急電車です。中央本線の特急には、この0番台車をベースに上越線での雪害対策に耐寒耐雪構造を強化して製造された1000番台が使用されていました。
1993年に中央特急に残る6両編成の編成を9両編成に改める為、幕張電車区・長野総合車両所より車両を集め全編成の9両編成化を完了しました。モデルとなっている編成は、両先頭車が房総向けにATCを搭載した1500番台、中間車が幕張電車区からの転入車である0番台にて編成された1993年~’94年頃の松本運転所「M18編成」を再現しています。
模型の方は、先頭車が1500番台の特徴であるATC機器搭載によって小さくなった客室窓、片側先頭車のクハ183-1528の低い飾り帯。中間車のモハユニットは機器配置が見直され1000番台とは大きく異なる0番台の床下機器、1000番台とは違いモハ183に搭載されたパンタグラフなどといった特徴が再現されています。
塗装の方も、当時グレードアップ改造が未施工の車両にも行われ始めた、フォーギグレーを基調にアルパインプルー、ファンタジーバイオレットの帯を配した「新あずさ色」の塗装が再現されています。
セットは、実車通りの9両で
クハ183ー1525
モハ183ー2
モハ182ー2
サロ183ー19
モハ183ー1(M)
モハ182ー1
モハ183ー11
モハ182ー11
クハ183ー1528
となってます。
▲クハ183ー1525 正面 |
▲クハ183ー1528 正面 |
連結器はKATOカプラー密連形に換装してあります。
▲クハ183ー1500
▲モハ183ー0
▲モハ182ー0
▲サロ183ー0
●パンタグラフ周り
▲第2パンタグラフ側 |
▲第1パンタグラフ側 |
当時の時刻表には、グレードアップ車両を使用した列車には「デラックス車両で運転」と注記があった様に運用が完全に分かれており、特急「かいじ」には非グレードアップ編成しか投入されていませんでした。しかし、「新あずさ色」の模型はこの模型販売当時、他社からグレードアップ編成しか販売されておらず、「スーパーあずさ」投入開始頃の特急「かいじ」を楽しみたかったので、この模型を購入しました。
この後、松本運転所の183系は長野新幹線廃止に伴う189系の転入によって淘汰が進んで行き、グレードアップ編成の車両も一般編成と運用が共用化されて行くことになります。
今回は、KATOの165系 「なのはな」6両セットの模型です。
165系は1963年に153系をベースに出力増強・勾配抑速ブレーキの装備などの勾配対策を行い製造された直流形急行電車です。
モデルとなっている165系「なのはな」は、1986年に当時のジョイフルトレインブームに乗って国鉄初の本格的和風電車(お座敷電車)として千葉鉄道管理局に誕生した電車です。当時の千葉局管内の90%が直流区間である実情と、運転速度と機関車の制約の無い運用が出来る事から電車の方が有利という判断により、165系電車が改造のベースに選ばれました。
塗装は、千葉県の花である「菜の花」をイメージした黄色6号をベースに窓周りに青緑6号を配して、裾部に青緑1号と青緑6号の帯を配した大胆な物に変更されました。
模型は、登場時の原形大型ライトから前面強化工事施工時と共に、改造されたシールドビーム化した以降の姿で、アンチクライマーなどの前面強化車の特徴が的確に再現されていおり、大胆な165系「なのはな」のカラーリングおよび、雪見障子が閉められた状態を表現した客室窓、中間電動車が低屋根構造の800番台である事など、実車の特徴を良く再現していると思います。
セットは実車と同様の6両で
クロ165ー1
モロ154ー801(M)
クモロ165ー1
クロ165ー2
モロ154ー802
クモロ165ー2
となってます。
▲クハ165 正面 |
▲クモハ165 正面 |
この落ち着いた塗装は結構好きでしたが、1998年に485系改造の「ニューなのはな」に交代して廃車になってしまいましたね。国鉄末期~JR初期はこの「なのはな」や「パノラマエクスプレスアルプス」の様に165系改造のジョイフルトレインが臨時急行として走ってました。全車グリーン車の急行等は華やかな時代だったんですね。