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鉄道模型(Nゲージ)を主とした、趣味のブログ。 ※PCでの閲覧を推奨します。
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今回は、マイクロエースの183系0番台/1500番台 あずさ新塗装 特急「かいじ」9両セットの模型です。
183系は、’72年に外房・内房線の電化、総武本線東京地下乗り入れ開始用に製造された直流形特急電車です。中央本線の特急には、この0番台車をベースに上越線での雪害対策に耐寒耐雪構造を強化して製造された1000番台が使用されていました。
1993年に中央特急に残る6両編成の編成を9両編成に改める為、幕張電車区・長野総合車両所より車両を集め全編成の9両編成化を完了しました。モデルとなっている編成は、両先頭車が房総向けにATCを搭載した1500番台、中間車が幕張電車区からの転入車である0番台にて編成された1993年~’94年頃の松本運転所「M18編成」を再現しています。
模型の方は、先頭車が1500番台の特徴であるATC機器搭載によって小さくなった客室窓、片側先頭車のクハ183-1528の低い飾り帯。中間車のモハユニットは機器配置が見直され1000番台とは大きく異なる0番台の床下機器、1000番台とは違いモハ183に搭載されたパンタグラフなどといった特徴が再現されています。
塗装の方も、当時グレードアップ改造が未施工の車両にも行われ始めた、フォーギグレーを基調にアルパインプルー、ファンタジーバイオレットの帯を配した「新あずさ色」の塗装が再現されています。
セットは、実車通りの9両で
クハ183ー1525
モハ183ー2
モハ182ー2
サロ183ー19
モハ183ー1(M)
モハ182ー1
モハ183ー11
モハ182ー11
クハ183ー1528
となってます。
▲クハ183ー1525 正面 |
▲クハ183ー1528 正面 |
連結器はKATOカプラー密連形に換装してあります。
▲クハ183ー1500
▲モハ183ー0
▲モハ182ー0
▲サロ183ー0
●パンタグラフ周り
▲第2パンタグラフ側 |
▲第1パンタグラフ側 |
当時の時刻表には、グレードアップ車両を使用した列車には「デラックス車両で運転」と注記があった様に運用が完全に分かれており、特急「かいじ」には非グレードアップ編成しか投入されていませんでした。しかし、「新あずさ色」の模型はこの模型販売当時、他社からグレードアップ編成しか販売されておらず、「スーパーあずさ」投入開始頃の特急「かいじ」を楽しみたかったので、この模型を購入しました。
この後、松本運転所の183系は長野新幹線廃止に伴う189系の転入によって淘汰が進んで行き、グレードアップ編成の車両も一般編成と運用が共用化されて行くことになります。