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鉄道模型(Nゲージ)を主とした、趣味のブログ。 ※PCでの閲覧を推奨します。
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前回に失敗した、レールクリーニングカーの改良の引き続きです。
前回の2代目クリーニングカーは、自重の不足によって車体が浮き上がってしまい、失敗に終わりました。
前回の失敗から、今回は車体内に重りを載せるスペースが十分確保できるタイプの2軸貨車をベースにする事にしました。ただし、荷台に重しが見える状態は見苦しいため、無蓋車はさすがに厳しいので、有蓋貨車をベースにする事にしました。
ただし、自分が所持している2軸有蓋貨車は、TOMIX製のワム380000形なんですよね。この車両、車軸に集電板用の押さえが付いており、クリーニングパット(KATO 001HC001)を挟み込む事が出来ないのです。
▼TOMX製 ワム380000の車輪
所持している他のTOMIX製2軸貨車の車輪を確認してみると、皆車軸が太いのです。
▼他に所持しているTOMIX製2軸貨車の車輪
この事から、TOMIX製の2軸貨車は対象から除外する事にしました。手持ちの2軸貨車はTOMIX製なので、新たに有蓋貨車が必要と言うことに。
そこで、新規にワム80000を購入する事にしました。店舗で見掛けたのはKATOのワム80000形2両セットです。正直1両単位で良いのですが、現在は単品での販売は無くなったのですね。
今回の、改造元となる車両です。
但し、ここで問題が発覚です。何と、現行モデルは車輪の黒染化と共に車軸が太いプラスチック製になっているのですね。これでは、またもやクリーニングパットを挟み込む事が出来ないのです。同じKATOの商品なのに・・・。
▼現行モデルの車輪
これは予想外でした。
仕方有りません、幸い前回作成した2代目クリーニングカーの車輪にはクリーニングパットが取り付け出来たので、そちらをワム80000に移植することにしてみました。
折角ですので、ここで自分が所有している2軸貨車の車輪を並べて見ました。メーカーが違うのは仕方ないとしても、同じメーカーでも製造時期によって仕様が変わっているのだなぁと関心致します。
▼所持している2軸貨車の車輪一覧
同じKATO製品なのだから車輪の交換は可能だろうと考えました。
しかし、ここで問題が?
これは予想外でした。新しい製品に装着されている車輪の方が、旧製品の車輪よりも一回り小さいらしく、ワム80000に車掌車から持ってきた車輪がはまらないのです。
逆に、車掌車にワムの車輪を装着させると、スカスカなんです。押さえが効いていないので持ち上げると、ポロリと脱落する始末・・・。
ただ、車掌車の様に車輪の方が小さくて落ちる分には対処出来ませんが、狭い分には力ずくではめ込めば良いわけです。気合いで装着しました。
装着はきつかったのですが、車輪はちゃんと回転するので走行させる分には問題有りません。(ただし、はめ込みがきつくて、取り外すことは不可能な感じになってしまいましたが。)
そして、前回の失敗の要因となった重りの装填です。ホームセンターで重そうなネジを買ってきて、車体の内側に積載させます。
見た目とは違い、ずっしりと重い貨車になりました。これで重しは十分そうです。
今回も、車体に穴を空け、余っているスプリングを接着です。
クリーニングパットを車軸に引っ掛け、クリーニングカー(3代目)の完成です。
線路に配置してみても、今回はずっしりとした重みで、車体が浮き上がるなんて馬鹿な事が起こりません。
清掃能力を上げるため、パットにクリーニング液をつけて使用すれば、更にきれいになると、説明書にあるため次のような洗浄液を用意。
クリーニングパットに洗浄液を滴下して使用しています。
暫くレイアウト上を走行させてみると、このパッドの汚れです。
バネで押さえつけた効果は絶大の様です。真っ黒に汚れています。現在は以下のような(1代目+2代目)編成で、レールクリーニングを行っています。
次のように他の貨車など連結して、貨物列車の編成に紛れ込ませて走らせても違和感無いかもしれませんね。
車体側に押さえとなるバネを組み込んだため、クリーニングパットが経年で汚れて拭き取り能力が落ちた際も、換えのパットを購入すれば、差し替えるだけで、簡単に交換が出来る設計としました。
しかしながら、このKATOのクリーニングパット(KATO 001HC001)は素晴らしい商品なのですが、現在近くの量販店にも、ネット上にも在庫が無いみたいなんですよね。もう一セット購入しておくべきでした。再生産しないでしょうかね~。
これにて、本レイアウトのレールクリーニングカーの製作検討は終了です。