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鉄道模型(Nゲージ)を主とした、趣味のブログ。 ※PCでの閲覧を推奨します。
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TOMIXの381系(旧製品)の分解整備 個人備忘記です。
※あくまで、自分の次回作業時用の手引きです。記事の内容は保証しません。
・ヘットライトのみが点灯、尾灯は不点灯。
・ヘットマークがフィルム状で消灯時は真っ暗。
・運転席サッシに銀色が入っていない。
時代の製品です。
個人的に好きな形式ですが、以前から走行系の不調に困っていました。時たま、動力台車のネジを外して集電スプリングの清掃作業、および車輪の清掃。ギアのオイル差し等思いつく作業を行っていたにもかかわらず、走行系の不調(集電系と思われる、車両のぎくしゃく走行・停止、カーブに差し掛かると停止することが多々ある)線路の集電不良箇所で多々減速・停車するので、両台車からスムーズな集電が出来ていないのでは?と集電系(台車)を主に整備してきましたが、動力系にホコリが溜まってギアが詰まっているのかも?と考えに至り、分解整備してみることにしました。
分解作業に入ります。この頃の製品は、分解が怖いんですよね~。
車体と床がネジ止めされていて、床側を無理に引っ張ると、車体が割れるという失態の可能性があるので、恐々としながら感覚を確かめて作業しました。(確かキハ58がそういった作りだったような気が・・・、機関車のDF50はそうですよね、先に屋根を外す必要があり)
無事車体と床下が分離しました
引き続き、黒いウエイト部分を外します。どうも、以前親父が分解したらしくネジ山がナメてますね
黒いウエイト外し完了です。裏側に基盤が張り付いてますね。
引き続き、モーターに付いているスプリングを清掃したかったので、モーターを外します。
もう、10年以上清掃していないはずなので、スプリング部分を清掃、詰まったグリス・ホコリの除去作業を行います。
引き続き、スプリングに接するメインギアまでの分解に入ります。集電板の清掃のため、車輪の取り外しまでは行い・この範囲で取り外せる小ギアまでは清掃しますが、大ギアまで清掃するのは初めてです。
まず、何時も通り台車裏のネジを外します。この作業、台車内の小ギアがぽろっと外れて無くなるので、慎重に作業します。
無事台車の分解が完了しました。
下のウエイト部分も電気が流れる構造のようで、モーターと接触している箇 所がすすけています、ここも清掃のため分解しました。
大ギアの撤去のため台車を床から外したいのですが、外し方が分かりません。 はめ込み式な事は分かるのですが、外すことを考えて製作されて無いみたい です。
結局、台車を外すことを諦め他の方法を検討することに。
暫く眺めていると、大ギアは軸で留めてあるみたいで、軸を押し出せば外せそうです。
取りあえず、反対側から軸を押し出せそうです。
無事、大ギアの取り外しに成功しました。
取り外した、各ギアの清掃を行い、除去したグリスを補充するため新たにギ アにグリスを準備します。
外したギアのを組み付け、台車の組立が完了しました。
引き続き、モーターのスプリング部分をグリスアップして取付け作業。
黒いウエイトを戻す前に、基盤の集電版部分を清掃しようと持ち上げてみると、なんと基盤が割れて泣き別れしていることを発見!
これでは、片側台車のみの集電となっており、台車集電の整備を行っても効果が現れない訳です。ポイントなど集電不良箇所や、曲線で台車の通電が悪くなった場合に、前後どちらかの台車集電が出来ていても、方台車側の電気しかモーターに届か無いため対処できずに、モーターが止まるわけですね!
これは、困った問題です。
不得意ながら、半田付けで修復を試みることにしました。
苦手な半田付けをし、基盤に接触による短絡防止のため、不必要に盛り上がった半田をヤスリがけで調整しました。
テスターで、半田付けした部分の通電チェックです。車両前後の集電版接触箇所の抵抗値を確認作業です。抵抗値が小数点以下です。無事通電可能になったようです。
修復した基盤の黒色のウエイトを床下にネジ止め完了。
この段階で、車両の走行試験を行います。車体をかぶせてからショートなどの問題が発生したら、分解が大変なので・・・。
無事短絡は確認されませんでした。車体をかぶせて整備完了です。
この整備で、車両が以前と比べると驚くほどスムーズに走行するようになりました。元々、車輪等の集電系統は整備していたため、低速でもスムーズな走行が可能です。ただ古い製品なので、若干ラビットスタート気味ですが仕方ないですね。