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鉄道模型(Nゲージ)を主とした、趣味のブログ。 ※PCでの閲覧を推奨します。
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今回は、マイクロエースの183系189系改造先頭車 国鉄特急色 特急「かいじ」の模型です。
1978年より最長12両編成で運行されていた特急「あずさ」でしたが、1986年に増発と9両編成化をおこなう事となり、増発分の先頭車が必要となりました。そこで、当時余剰となっていた485系・489系の中間車に運転台を設置し183系に転用する前代未聞の改造が行われ、奇数側先頭車はクハ183-100番台、偶数側先頭車はクハ182-100番台として誕生しました。
また、本編成に含まれるモハ188-500・189-500番台のユニットも485系の中間車からの改造車で1982年の特急「あさま」の増発に伴い改造された車両です。その様な、改造車を6両編成中4両も含んだ編成が使用されたJR民営化初期の特急「かいじ」を再現したセットです。
模型の方は、両先頭車共に、種車485系の車体に183系の先頭部を接合した関係で、183系より高い客室窓、後位側に残されたステップの張り出しがある客室扉、種車とシステムが違うため新たに客室窓上に設置された側面方向幕といった100番台の特徴が的確に再現されており、中間車はパンタグラフ付きモハの製造時期の違いによる集中冷房装置脇の歩み板の違いが再現されています。ちなみに、189系500番台のモハユニットは車体を新造して改造している為、外観に大きな違いは生じていません。
セットは、実車通りの6両で
クハ183ー104
モハ183-1011
モハ182-1011
モハ189-504(M)
モハ188-504
クハ182ー103
となってます。
▲クハ183 正面 |
▲クハ182 正面 |
▲クハ183ー104
▲モハ183-1011
▲モハ182-1011
▲モハ189-504(動力車)
▲モハ188-504
▲クハ182ー103
▲先頭車(クハ183)と中間車(モハ183-1000)の窓の高さの違い及び赤帯の段差が再現されている。
特急「かいじ」は、特急「あずさ」の「新あずさ色」化が進行して来た頃も、しばらくはオリジナルの特急色の183系だった記憶があります。
中央線の特急は幕張からの転属車が補充されるまで、6連の特急が活躍していました。その頃の特急「かいじ」を楽しむのに良い製品だと思います。
今回は、マイクロエースの485系1000・1500番台 上沼垂色 グレードアップ特急「雷鳥」6両基本セットの模型です。
JR東日本の上沼垂運転所に配置されていた485系は、特急列車のイメージアップの為、1988年より指定席車両を中心に、シートの交換、側窓の拡大といったグレードアップ工事を行い、車体は雪国のスノーホワイトを基調に日本海のマリンブルーと越後平野のプレイングリーンの帯を配した「上沼垂色」と呼ばれる塗装へ変更されました。
模型の方は、1990年代の特急「白鳥」や「北越」・「雷鳥」として9両編成で運用されていた頃を再現している様で、上沼垂色の車体色、指定席と自由席とで異なる大きさの側窓、交直流形特有の賑やかなパンタグラフ周りの屋根上などの特徴が再現されています。
先頭車は、新潟側が北海道向けの1500番台、大阪側が貫通形の200番台となっています。
セットは、6両で
クハ481-1503
モハ485-1507
モハ484-1507(M)
モハ485-1013
モハ484-1013
クハ481-258
となってます。
▲クハ481ー1500 正面 |
▲クハ481ー200 正面 |
▲前位側パンタグラフ |
▲後位側パンタグラフ |
この上沼垂色は485系の原形車の中で最も好きな色で、以前、TOMIXから「北越・雷鳥・白鳥カラー」が製品化されていた事がありましたが、入手できなかった事を後悔していた事から、この製品化に喜び、購入をすぐに決めました。
北越急行開業前の日本海縦貫線を走る上沼垂区の485系は、0番台、200番台、750番台、1500番台とバラエティに富んでおり、製品のように編成の前後で顔が異なっており楽しかった記憶があります。
この頃の上沼垂色の485系というと個人的には特急「白鳥」のイメージなのですが、製品は特急「雷鳥」のシールが添付されています。しかし、非貫通のヘッドマーク分だけで、貫通形用の小型ヘッドマークのシールがありません。
丁度この製品が販売される前、仕事で下越地方に居た時期があったので、上沼垂色の特急「いなほ」のイメージが強く、折角ですので「雷鳥」ではなく、ヘッドマークは「いなほ」にしました。この頃の特急「いなほ」は南秋田の編成が多かったので特急色のイメージですが、上沼垂区の編成も運用に就いていたみたいですしね。
模型のほうは、形態の違う先頭車を作り分けるなど、特徴を捉えていると思いますが、付属のシールが対応していない事に驚かされました。また、相変わらずパンタグラフが綺麗に折りたためない事が残念ですが、上沼垂色の485系の製品化は素直に歓迎しました。
今回は、マイクロエースから販売された485系「シルフィード」+DE10-1701・4両セットの模型です。
「シルフィード」は1990年に、火災事故で運用離脱した欧風気動車「サロンエクスプレス アルカディア」の後継車として、新潟地区に登場した3両編成の欧風電車です。種車となったのは、当時余剰となっていたサロ189形となっていますが、車体は新造し、485系1000番台の予備部品を使用して製造されています。
新造された車体は165系「パノラマエクスプレスアルプス」と同様の前面展望を有する先頭部を持つことが特徴で、非電化区間にディーゼル機関車の牽引によって、入線できる様に1号車にディーゼル発電機を搭載しています。
また、非電化区間へ入線時に牽引するため、「シルフィード」色に塗装変更されたDE10-1701が用意されていました。
モデルとなっているのは、2001年にカーペット車「NO・DO・KA」に改造される前の「シルフィード」時代を再現したモデルで、非電化牽引用のDE10(非動力)もセットされています。
模型の方は、実車の特徴的な前面展望車の形状、中央本線の低断面トンネル通過の為に低屋根化したパンタグラフ部の低屋根構造、交直流車両特有のにぎやかなパンタグラフ周り、アイボリーをベースにライトグリーンとラベンダー色の帯を配した塗装など、実車の特徴をよく捉えたモデルだと思います。
セットは、機関車1両+3両で
DE10-1701
クモロ485-1
モロ484-1(M)
クロ484-1
となってます。
▲DE10 正面 |
▲クモロ485 正面 |
▲クロ484 正面 |
実車は、小学生頃に大宮駅で偶然目にする機会があり、「パノラマエクスプレスアルプス」とはまた違った落ち着いた爽やかな塗装で好きになった車両です。模型の方も、実車の塗装が良く再現されており良い雰囲気ですが、先頭車のライトユニットが少々大きくて、折角のパノラマ展望部の座席表現が無く窓下からちょっとだけはみ出しているのが残念です。