/画像ポップアップ/
鉄道模型(Nゲージ)を主とした、趣味のブログ。 ※PCでの閲覧を推奨します。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今回は、マイクロエースの国鉄165系 湘南色・新製冷房車 急行「内房」セットの模型です。
165系は1963年に153系をベースに出力増強・勾配抑速ブレーキの装備などの勾配対策を行い製造された直流形急行電車です。
モデルとなっている急行「内房」は、新宿・両国~館山間を結んだ急行で、気動車急行として登場しましたが、1966年の房総西線の電化と共に電車化されました。この、千葉地区の電車急行は153系が使用された他、165系の最終製造グループが投入されて活躍していました。本模型は、この最終製造グループの165系の編成を再現したものです。
模型化された最終製造形の165系は、製造時から冷房が搭載されており、屋根上のベンチレーターの配置が異なっている事が特徴です。また、中間電動車のモハ164ー8000番台は中央本線高尾以降の狭小トンネルを通過可能な低屋根構造のパンタグラフを搭載した車両で、非冷房の車両は低屋根部分に換気用のルーバーが設置されていましたが、新製冷房車は当初からルーバーがありませんでした。この様な最終製造グループの特徴を的確に再現したモデルとなってます。
また、先頭車は編成を切り離しても楽しめるよう消灯スイッチ付きです。
セットは7両で、
クハ165
サロ165
モハ154ー800(M)
クモハ165
クハ165
モハ154ー800
クモハ165
となってます。
▲クハ165 正面 |
▲クモハ165 正面 |
▲サロ165の中間運転台 |
▲低屋根構造のパンタグラフ周り |
▲中間の先頭車アーノルドカプラー装備 |
▲先頭車は前尾灯の消灯スイッチ付き |
165系はKATO・TOMIX共に製品化しているのですが、在庫のあるタイミングを逃してしまい、この頃165系列を多数製品化していたマイクロエースの製品を買うことに、非冷房時代なんて縁がないので、冷房車が欲しかった事と、新製冷房車との事だったので、てっきりシールドビーム車だと思って購入しました(私は、通称デカ目の原形ライトよりも、精悍なシールドビーム車の方が好きです。)。
製品は予想外に原形大型ライトでしたが、中央線にも入線できる800番台の編成なので満足です。ただし、先頭車の乗務員ステップが再現されている関係で半径のキツイカーブで脱線してしまいます。自宅のレイアウトがミニカーブレールを使用している関係で、アーノルドカプラーの車両は大歓迎なのですが、先頭台車のスノープローがステップに当たって脱線してしまい走行させることが出来ず残念です。
最後に、高崎線を行く165系 臨時急行「奥利根」の写真です。今回は、KATOの189系(あずさニューカラー)7両基本セットの模型です。
189系は信越本線の特急「あさま」を最大12両編成で急勾配の碓氷峠(信越本線の横川ー軽井沢間)を通過可能なように、183系1000番台をベースにEF63との横軽協調運転機構が付加された形式です。
民営化後の1990年に、「あさま色」に塗装変更・シート換装・側窓の大型化などのグレードアップ改造が行われ、1997年の信越本線、横川ー軽井沢間の廃止まで特急「あさま」として活躍しました。その後の特急「あさま」の廃止後は、中央本線に転用され特急「あずさ」・「かいじ」の運用に活躍しました。
模型は、中央本線の特急「あずさ」・「かいじ」に転用された後の仕様で、塗装も中央特急用のフォーギグレーをベースにアルパインブルー・ファンタジーバイオレットの帯を配した「あずさ色」に変更された姿です。
モデルのほうは、実車同様の「あずさ色」を再現しており、グレードアップ車の特徴の指定席車両の大窓・指定席車の従来の小窓も実車どおりに再現されており、中間車のモハ188は1993年頃より開始された第2パンタグラフ撤去後された姿が的確に再現されています。
セットは、7両セットで
クハ189
モハ188
モハ189
サロ189(大窓)
モハ188(大窓)(M)
モハ189(大窓)
クハ189(大窓)
となってます。
▲湘南新宿ライナー |
▲あずさ |
▲かいじ |
▲急行アルプス |
▲第2パンタグラフ撤去側 |
▲第1パンタグラフ周り |
このKATOの189系(あずさニューカラー)の模型は、E257系の投入が始まり、中央本線の183系・189系の引退が迫った頃の2001年に販売されました。183系の(あずさニューカラー)も買い逃していた自分は是非とも手に入れたかったのですが、非情にも入手できなかった記憶があります。掲載している模型は、2006年にようやく再生産されたものです。(正直、実編成が居なくなってからの再販は期待していなかったので驚きでした。)
最後に、大月駅で撮影した183系特急「あずさ」(あずさ色)の写真です。
今回は、KATOから販売された 183系「中央ライナー」9両セットの模型です。
183系1000番台は、’74年に登場した直流形特急電車で、先に登場して房総地域で活躍していた0番台を基に、耐寒耐雪構造を強化して誕生した形式です。
’02年にE257系投入により中央本線で使用されていた松本電車区・長野車両所の183・189系が定期運用から外れた際、廃車を逃れた車両は幕張電車区や田町電車区に転属となり、0番台等と編成を組んで再スタートを切ることになりました。
モデルとなっているのは、この転属後の「中央ライナー」や臨時列車に使用されている183系で、183系1000番台と0番台・189系が混成された幕張電車区の編成です。
模型の方は、転属の際に特急色に戻りましたが、正面の特急シンボルマークが復元されなかったままの前面。グレードアップの大窓車と小窓車で太さの違う赤帯といった特徴が的確に再現されています。
また、編成は両先頭車が1000番台、モハユニットが0番台、グリーン車が189系と払いティーに富んだ実車の編成が再現されています。
セットは、実車と同様の9両編成で
クハ183ー1009(大窓)
モハ183ー42
モハ182ー42
モハ183ー43(M)
モハ182ー43
サロ189ー109(大窓)
モハ183ー48
モハ182ー48
クハ183ー1020 となってます。
▲臨時 |
▲中央ライナー |
▲中央ライナー |
▲あずさ |
実車の特急マークが戻されなかった編成を始めて見たときは、折角の特急色なのに、何とも間抜けに感じたものです。模型に関しては、鉄道模型を再開した当時、183系の特急色編成をKATOが長らく再生産していなかった様で、仕方なく買ったのですが、よく見てみると赤帯の太さなど面白い製品ですね。