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鉄道模型(Nゲージ)を主とした、趣味のブログ。 ※PCでの閲覧を推奨します。
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TOMIXの485系(ボンネットタイプ・旧製品)の分解整備を行いました。
スプリングウォーム仕様の旧製品です。
事の始まりは、親父が485系(ボンネットタイプ)のモーターが死んで動かなくなったとの事で、モーターが入手出来ないからKATOの製品に買い換えるので要らないとの話だったので、貰って来た事からです。
親父に本当にモーターが死んだのか確認したのか伺った処「間違いない」との話だったのですが、そんなに走行させていない車両のモーターが焼けたりするものかなぁ?と思ったので確認してみる事にしました。
確かに動力車をレールの上にのせて、通電しても動き出しません。分解して確認をしてみます。
取りあえず、内装パーツとダイキャストを留めてあるツメをこじって分解し、モーターを取り出してみました。
取り出したモーターに早速電流を流してみて動作確認をすると、なんとすんなり回りだすではありませんか!本当に確認したのかよぅ?と疑ってしまいますね。とりあえず問題はモーターで無かった事がわかり、修理可能かも?と思うに至り整備を続行します。
今回、テスターが電池切れで使用できなかった為、時間が掛かりました。あれこれ試行錯誤して眺め回していると、ダイキャストブロックに不自然な穴が4箇所あり、一部にスプリングが入っている事に気付きました、もしやと思い内装側の回路基盤を注意深く眺めてみると、4箇所の穴の位置に、スプリングが接触していたと思われる跡がうっすらと見受けられる事に気付きました。
そうなんです、実はこのダイキャストブロックは回路の一部だったみたいで、この4箇所の穴にスプリングが仕込まれていて、ここから通電していたみたいです。
親父が動力不調なので何も考えずにひっくり返して分解して、スプリングが消失したと考えるのが妥当でしょうね。無くなった分のスプリングをどうしましょう。
そういえばと思い浮かんだのは、アーノルドカプラーからKATOカプラーに交換した際に取り外したカプラースプリングがとってあったのでどうだろうと思い探す事に。はめ込んでみるとサイズ的にぴったりで一件落着です。元々入っていたスプリングも縮んでいたので、伸ばして再装着しておきました。
4箇所、スプリングを装着して内装パーツを装着後、レールに乗せてモータが回るかの確認です。無事走行を確認しました。
折角、ダイキャストブロックの状態まで分解を行ったので、台車まで分解して、ギア・車輪・集電板・モーターのスプリングなどの、ホコリ除去などの清掃を行いました。
毎回悩むギアの外し方(個人的な備忘録)。
最後にグリースアップをして、無事完了。車体を元通りに組み直して作業終了です。
無事に走行可能になりました。親父が処分すると言っていたので貰ってきて正解でした。
こんな古い製品の整備記など参考にする方も居ないでしょうが、個人的な再整備時の為の備忘録として記しておきます。
TOMIXの381系(旧製品)の分解整備 個人備忘記です。
※あくまで、自分の次回作業時用の手引きです。記事の内容は保証しません。
・ヘットライトのみが点灯、尾灯は不点灯。
・ヘットマークがフィルム状で消灯時は真っ暗。
・運転席サッシに銀色が入っていない。
時代の製品です。
個人的に好きな形式ですが、以前から走行系の不調に困っていました。時たま、動力台車のネジを外して集電スプリングの清掃作業、および車輪の清掃。ギアのオイル差し等思いつく作業を行っていたにもかかわらず、走行系の不調(集電系と思われる、車両のぎくしゃく走行・停止、カーブに差し掛かると停止することが多々ある)線路の集電不良箇所で多々減速・停車するので、両台車からスムーズな集電が出来ていないのでは?と集電系(台車)を主に整備してきましたが、動力系にホコリが溜まってギアが詰まっているのかも?と考えに至り、分解整備してみることにしました。
分解作業に入ります。この頃の製品は、分解が怖いんですよね~。
車体と床がネジ止めされていて、床側を無理に引っ張ると、車体が割れるという失態の可能性があるので、恐々としながら感覚を確かめて作業しました。(確かキハ58がそういった作りだったような気が・・・、機関車のDF50はそうですよね、先に屋根を外す必要があり)
無事車体と床下が分離しました
引き続き、黒いウエイト部分を外します。どうも、以前親父が分解したらしくネジ山がナメてますね
黒いウエイト外し完了です。裏側に基盤が張り付いてますね。
引き続き、モーターに付いているスプリングを清掃したかったので、モーターを外します。
もう、10年以上清掃していないはずなので、スプリング部分を清掃、詰まったグリス・ホコリの除去作業を行います。
引き続き、スプリングに接するメインギアまでの分解に入ります。集電板の清掃のため、車輪の取り外しまでは行い・この範囲で取り外せる小ギアまでは清掃しますが、大ギアまで清掃するのは初めてです。
まず、何時も通り台車裏のネジを外します。この作業、台車内の小ギアがぽろっと外れて無くなるので、慎重に作業します。
無事台車の分解が完了しました。
下のウエイト部分も電気が流れる構造のようで、モーターと接触している箇 所がすすけています、ここも清掃のため分解しました。
大ギアの撤去のため台車を床から外したいのですが、外し方が分かりません。 はめ込み式な事は分かるのですが、外すことを考えて製作されて無いみたい です。
結局、台車を外すことを諦め他の方法を検討することに。
暫く眺めていると、大ギアは軸で留めてあるみたいで、軸を押し出せば外せそうです。
取りあえず、反対側から軸を押し出せそうです。
無事、大ギアの取り外しに成功しました。
取り外した、各ギアの清掃を行い、除去したグリスを補充するため新たにギ アにグリスを準備します。
外したギアのを組み付け、台車の組立が完了しました。
引き続き、モーターのスプリング部分をグリスアップして取付け作業。
黒いウエイトを戻す前に、基盤の集電版部分を清掃しようと持ち上げてみると、なんと基盤が割れて泣き別れしていることを発見!
これでは、片側台車のみの集電となっており、台車集電の整備を行っても効果が現れない訳です。ポイントなど集電不良箇所や、曲線で台車の通電が悪くなった場合に、前後どちらかの台車集電が出来ていても、方台車側の電気しかモーターに届か無いため対処できずに、モーターが止まるわけですね!
これは、困った問題です。
不得意ながら、半田付けで修復を試みることにしました。
苦手な半田付けをし、基盤に接触による短絡防止のため、不必要に盛り上がった半田をヤスリがけで調整しました。
テスターで、半田付けした部分の通電チェックです。車両前後の集電版接触箇所の抵抗値を確認作業です。抵抗値が小数点以下です。無事通電可能になったようです。
修復した基盤の黒色のウエイトを床下にネジ止め完了。
この段階で、車両の走行試験を行います。車体をかぶせてからショートなどの問題が発生したら、分解が大変なので・・・。
無事短絡は確認されませんでした。車体をかぶせて整備完了です。
この整備で、車両が以前と比べると驚くほどスムーズに走行するようになりました。元々、車輪等の集電系統は整備していたため、低速でもスムーズな走行が可能です。ただ古い製品なので、若干ラビットスタート気味ですが仕方ないですね。